ピラミッドって本当に登れるの？中には入れるの？エジプト旅行を考えていると、こんな疑問が浮かびます。さらに、子どもと一緒に行く場合、安全面や見どころ、どんな準備が必要かも気になりますよね。
この記事では、ピラミッド観光の基本から、現地での注意点、親子で楽しむ方法までを分かりやすくまとめました。実際に現地に行けなくても、バーチャル体験や学びの工夫も紹介します。
見学できるのはどのピラミッド？
エジプト・ギザにある三大ピラミッドのうち、内部に入ることができるのは「クフ王のピラミッド」と「カフラー王のピラミッド」の2つです。ピラミッドの頂上に登ることは現在は禁止されており、外観と内部の通路・部屋の見学が中心になります。
特にクフ王のピラミッドでは、王の間まで通じる細くて傾斜のある通路を通る必要があり、体験としてはちょっとした冒険のようです。ただし、内部は照明が少なく狭いため、小さなお子さんは注意が必要です。
入場料とチケット情報
ギザのピラミッド観光にはいくつかのチケットがあります。代表的なものは以下の通りです。
ギザ遺跡全体入場券：約300円（50エジプトポンド）
ピラミッド内部入場券（クフ王、またはカフラー王）：約1,200～2,400円（200〜400ポンド）
大人料金とは別に、子ども・学生割引が適用される場合があります。国際学生証や年齢確認ができるパスポートが必要です。
チケットは現地の正規カウンターでの購入が一般的ですが、英語サイトではオンライン予約も可能です。ただし手数料がかかる場合もあるため、現地購入が安心です。
カイロからピラミッドへの行き方とコツ
ギザのピラミッドはカイロ中心部から車で約30〜45分の距離にあります。交通手段としては以下のような選択肢があります。
タクシー（配車アプリを使うと安心）
日本語ガイド付きの現地ツアー（事前予約推奨）
ホテル送迎付きのバン（ファミリー向け）
注意点として、観光地周辺には客引きも多く、安全第一で行動することが大切です。炎天下の観光になるため、帽子・水筒・日焼け止めなどの持参も忘れずに。
観光当日の流れと所要時間
一日の観光モデルプランの一例をご紹介します。
午前8:00：カイロ市内から出発
午前9:00〜11:00：ピラミッド外観・内部の見学
正午〜13:00：昼食（観光エリア内または周辺のレストラン）
13:00〜15:00：スフィンクス、太陽の船博物館などを見学
15:30：ホテルへ戻る
特に夏季は気温が上がりやすいため、午前中に主要な見学を済ませるのがおすすめです。
親子で楽しむための注意点
子どもと一緒に観光する場合、楽しさと安全を両立させる工夫が大切です。たとえば以下のようなことを意識しましょう。
内部通路は狭く傾斜があるため、無理せずペースを守って進む
照明が少ないため、懐中電灯やヘッドライトを携帯すると安心
水分補給をこまめに行い、砂ぼこり対策としてマスクを持参するのも有効
また、「どうしてピラミッドはこんな形なの？」という問いかけをしながら歩くだけで、自然と子どもの好奇心が刺激されます。
行けなくても楽しめる方法
ピラミッド観光には物理的な制約がつきものです。小さな子どもがいるご家庭や遠出が難しい方は、以下のような方法で自宅にいながら楽しむことができます。
Google Earthを使ったバーチャルツアーで三大ピラミッドを俯瞰
YouTubeの360度動画で内部構造を体験
紙や段ボールでピラミッド模型を作り、手作り学習
レゴ(LEGO) アーキテクチャー ギザの大ピラミッド おもちゃ 玩具 誕生日 プレゼント ブロック 母の日 父の…
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これらを通して、「見る」「作る」「考える」という複数の体験を同時に得られます。
ピラミッドの歴史や意味も知っておこう
観光だけでなく、ピラミッドがなぜ作られたのか、その背後にある歴史を知っておくことで、学びの深さが変わります。ピラミッドの役割や王の墓としての意味について知りたい方は、こちらの記事も参考になります。
親子トークタイム！子どもに伝える方法
ピラミッドのような巨大な建物を見たとき、子どもは「どうやって作ったの？」「何のために？」とたくさんの疑問を持ちます。その疑問を入り口に、歴史や科学の学びにつなげましょう。
子どもにこう話してみよう！
ピラミッドは昔の王さまのお墓だけど、今は世界中の人が見に来るんだよ
石を積んでできていて、登れないけど中に入れるところがあるんだ
中は暗くてせまいけど、昔の人たちもここを通ったかもしれないと思うとワクワクするね
おうちでも地図や動画でピラミッドを見て、旅の気分を楽しめるよ
まとめ
ピラミッド観光は、ただ「大きな建物を見る」だけではありません。そこには古代の技術、信仰、文化、そして現代に伝えられている価値がつまっています。
子どもと一緒に行くことで、親もあらためて歴史を学び直すきっかけになりますし、見るだけでなく考える・感じる体験として一生の思い出にもなります。しっかり準備をすれば、ピラミッド観光は親子にとってもかけがえのない学びの旅になります。
