2024年12月に韓国で発令された「非常戒厳」は、観光客にも不安を与える出来事となりました。
軍が国会に突入し、一時的に政治機能が停止したという報道を受け、「今、韓国に行って本当に大丈夫なの?」と心配する声が広がりました。
この記事では、2025年現在の韓国の安全状況、観光への影響、政府や航空会社の対応などをわかりやすく整理します。
あわせて読みたい:
ユン大統領は何をしたのか?非常戒厳から弾劾まで
なぜ韓国で戒厳令?過去と違う異例の対応、その理由とは
今の韓国、旅行に行っても大丈夫?
2025年4月現在、韓国は観光目的での渡航が「可能かつ安全」とされています。
日本の外務省は、韓国全域に対して危険情報レベル1以上を出しておらず、「通常の注意を」とするにとどまっています。
非常戒厳は2024年12月3日に発令されましたが、翌4日朝にはすでに解除。以降、社会は落ち着いています。
現地在住の日本人や旅行者の間でも「治安に問題なし」「街は平常通り」という声が多数寄せられています。
非常戒厳は旅行者に影響するの?
「戒厳令」と聞くと外出禁止や夜間の移動制限をイメージする人も多いですが、今回の韓国の非常戒厳では、市民生活への制限はありませんでした。
軍の派遣は政治的象徴に近く、観光地や商業エリアに兵士が出動したわけではなく、観光客への影響も確認されていません。
空港、鉄道、バス、ホテルは通常通り運営され、航空会社もスケジュール変更や欠航は行っていませんでした。
日本政府や大使館の対応は?
外務省の海外安全ホームページでは、非常戒厳発令当初に短い注意喚起が出されましたが、その後すぐに更新され、「政治的混乱は終息」との扱いに変わりました。
在韓日本大使館からも特別な避難勧告や渡航制限などは一切発表されていません。
旅行者向けの案内も通常通りで、問い合わせには個別対応で答えている状況です。
つまり、日本政府としても「韓国旅行に問題なし」という立場を取っているといえます。
旅行予定者が注意すべきこと
現地の治安は安定していますが、念のため以下の点に注意しましょう。
- 政治的な集会やデモには近づかない(特にソウル中心部)
- 地下鉄や繁華街では通常以上に周囲に注意を払う
- 渡航前に外務省や現地メディアの最新情報をチェックする
韓国では政権批判の集会が突発的に行われることがあるため、旅行中に偶然遭遇する可能性も考えられます。冷静に距離を保つことが大切です。
現地の雰囲気と観光の様子
ソウルや釜山などの主要都市では、年明け以降すでに平常通りの雰囲気に戻っており、観光地や飲食店、ショッピングエリアも通常営業を続けています。
カフェや百貨店、人気観光地には外国人観光客の姿も増えており、2025年春以降のインバウンド回復も順調です。
「実際にはニュースよりずっと平和だった」「市民も旅行者に親切だった」と話す旅行者の声が複数寄せられています。
親子トークタイム!子どもにどう伝える?
「ニュースで軍が出たって見たけど、韓国ってこわいの?」と聞かれたら、こう答えてみてください。
「ニュースではすごく大きなことみたいに見えたけど、実際には、住んでる人も旅行してる人も、ふつうに生活してるんだよ。びっくりするようなことがあっても、すぐにおさまって、みんな元通りに暮らしてるんだ。」
ニュースと現実の違いを知ることで、情報を冷静に受け止める力を育てるきっかけにもなります。
まとめ
・韓国では2024年12月に非常戒厳が発令されたが、翌日には解除されている
・現地は平穏で、旅行者への制限や影響は確認されていない
・外務省や大使館も「通常の注意」で対応中
・政治集会やデモには近づかないよう注意が必要
・観光・交通・宿泊はすべて通常通り。韓国旅行は「安全」と判断できる状況