「浮いてるのに倒れない!」「糸でつながってるだけなのに?」
そんなふしぎなテンセグリティ構造。テレビやYouTubeで見たことがある子も多いかもしれません。
でも、テンセグリティってなに? どうして倒れないの?
この記事では、小学生でもわかるように、テンセグリティの仕組みをやさしく解説します。
また、授業での発表や自由研究として発展させるためのまとめ方・伝え方のコツも紹介します。
親子で一緒に楽しみながら、「理科×デザイン×構造」の不思議な世界を体験してみましょう。
テンセグリティってなに?|やさしく言うと…
テンセグリティは、「引っぱる力と押し返す力で、バランスが取れている構造」のことです。
わかりやすく言うと…
- 糸やゴムで引っぱって(張力)
- 棒が押し返して(圧縮力)
- それがうまく釣り合って、「浮いてるみたい」に見える
棒はお互いにくっついていません。すべて糸でつながっていて、全体が“釣り合い”でできている構造なのです。
だから、「まるで魔法みたいに浮いて見えるけど、ちゃんとバランスで支えられてる」んです。

小学生に向けた伝え方のヒント
難しい言葉をやさしく言いかえる
難しい言葉 | やさしい言いかえ |
---|---|
張力(ちょうりょく) | 引っぱる力 |
圧縮力(あっしゅくりょく) | 押し返す力 |
テンセグリティ | 糸と棒のふしぎなバランス |
動的平衡(どうてきへいこう) | 動いてても崩れないバランス |
先生や友だちに話すときは、たとえ話や実物を見せるのがおすすめです。
たとえ話:橋・トランポリン・人の体
- テンセグリティは「橋のロープのように、力を分け合って支えてる」
- 「トランポリンみたいに、糸が引っぱるから形が保たれる」
- 「人の体も、骨と筋肉が釣り合ってるから立てる」
こうしたイメージを交えて話すと、友だちにも伝わりやすくなります。
自由研究や授業発表で使えるまとめ方

テンセグリティをテーマにすると、見た目もインパクトがあり、“理科+図工+社会”の要素がそろっています。
まとめ方の構成例(小学生向け)
- きっかけ(なぜテンセグリティを選んだか)
- 作ってみた感想(楽しかった・むずかしかった)
- どうやって作ったか(使った材料・工夫)
- どうして倒れないのか?(構造のしくみ)
- どこで使われているか(橋・ロボット・体など)
- わかったこと・ふりかえり
写真やイラストを使って説明すると、発表がぐっとわかりやすくなります。
テンプレート例(ノートや発表用)
この構造は、糸で引っぱりながら棒がバランスを取ることで、まるで浮いているように見えるのに倒れません。
この力のバランスを「テンセグリティ」と言います。
自分で作ってみて、バランスを取るのがむずかしかったけど、しくみがわかったときはすごくうれしかったです。
おすすめ:テンセグリティ工作キットで実感!
テンセグリティの仕組みを、実際に作って体験できるおもちゃもあります。
ZHGONG テンセグリティ工作キット
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市販のテンセグリティ工作キットは、糸と棒を組み立てて、自分だけの“浮かぶ模型”を作ることができます。
- 6歳以上の子ども向け
- 糸の張り加減で形が変わる
- 自由研究やギフトにもおすすめ
- インテリアとしても飾れる
作って遊ぶだけでなく、「なぜ倒れないのか」を観察・記録することで、理科的な学びに発展できます。
実際にどこで使われているの?
テンセグリティは、実は身近な場所や世界の最新技術にも使われています。
- 建物や橋(地震に強い構造)
- NASAの探査ロボット(どこから落ちても壊れない)
- 人の体(骨と筋肉のバランスで立てる)
これらの実例を知ると、テンセグリティのすごさがもっとわかってきます。
気になる人は、以下の記事も読んでみてください。
親子トークタイム!テンセグリティってなんでおもしろい?

テンセグリティって、「倒れそうで倒れない」っていうのがすごくおもしろいよね。
「どうしてこうなるの?」って考えながら作っていくと、ただの工作じゃなくて、科学をさわってる感じがするんだ。
「骨と筋肉も、同じようにバランスで支えてるんだよ」って話すと、体のしくみにも興味が出てくるかも!
まとめ
テンセグリティは、「バランスの科学」をやさしく体験できるテーマです。
- 引っぱる力と押し返す力で支えるふしぎな構造
- 小学生にも伝えやすい言葉や例がたくさんある
- 作って・見せて・話せる自由研究にもぴったり
- 工作キットや図解を使って楽しく学べる
家庭でも、学校でも、「これなに?どうして?」と子どもの好奇心を引き出す最高の教材になります。
テンセグリティの世界を、もっとたのしく学んでいきましょう!