フロリダ半島のマイアミ・バミューダ諸島・プエルトリコを結ぶ三角海域の通称。
現在、飛行禁止ではありません。統計的に特異な事故多発は示されていないとされ、要因は気象・海流・人的要因などの組み合わせで説明できる範囲にあります。
ファクトボックス(数値と要点)
| 指標 | 値・要点 |
|---|---|
| 範囲 | マイアミ—バミューダ—プエルトリコの三角海域(北大西洋西部) |
| 面積の目安 | 約100~130万 km²(定義により可変) |
| 飛行規制の有無 | 一般の飛行禁止は無し(日々、旅客/貨物便・クルーズが通航) |
| 事故の傾向 | 交通量が非常に多い海域。気象・海流・人的要因が重なると事故リスクが上がるが、統計的な異常多発は示されないとされる |
| 海底地形 | プエルトリコ海溝(最深約8,000m規模)や急峻な斜面、暖流ガルフストリーム |
どこにある?場所と範囲
三角形の頂点は慣例的にマイアミ(フロリダ)、バミューダ諸島、プエルトリコ(サンフアン)。厳密な線引きは資料で少し異なります。ガルフストリームが強く流れ、熱帯低気圧の通り道にもなる海域で、晴天でも急変するのが特徴です。
現在は危険なの?
結論:通航・飛行は日常的に行われています。
民間航空・客船・貨物船が日々往来し、一般的な飛行禁止区域ではありません。過去の逸話が広く語られる一方、近年は安全装備・通信・気象監視が高度化しており、海域特性を理解した運航が前提です。
原因:科学的な説明
神秘的な“特別規則”より、複合的な自然/人的要因で説明できるケースが大半です。
- 気象:スコール・ダウンバースト・突風、熱帯低気圧の発達
- 海流:ガルフストリームの強い流れで漂流・残骸散逸、測位誤差の増幅
- 海底地形:海溝・急斜面・浅瀬(座礁/沈没後の探索困難)
- 人的要因:計器の誤読、燃料計画・通信・編隊判断、旧時代のナビ技術限界
- 磁気の話題:世界には真北と磁北が近い“無偏差”の経線帯があり、異常ではない範囲の磁気偏差変化が航法ミスを招くことも
- メタンハイドレート仮説:海面の浮力低下で沈むという仮説は限定的で、広域常習の根拠は乏しいとされる
史実と検証(代表ケース)
フライト19(1945):米海軍の訓練機編隊が消息を絶った事件。天候悪化と航法判断の錯綜、燃料切れが重なった可能性が高いとされます。
USSサイクロプス(1918):大型補給艦の行方不明。過積載や構造・気象など複数仮説がある一方、戦時記録の不備も。
いずれも“超常”より**複合要因+捜索困難(広域・深海・流れが速い)**という現実的説明が優勢です。
「事故 最新」「現在の生存者」の話題について
- 最新事故:報道ベースで単発の海難・航空事案は発生しますが、この海域だけが異常に多いとする根拠は一般には認められていません。
- 生存者:“トライアングルから帰還した超常体験者”の類は二次情報・創作が多く、一次資料の裏取りが肝心です。

「飛行禁止」って本当?
デマです。 一般の飛行禁止指定はありません。軍の演習空域が一時的に設定されることはありますが、それは各地で行われる標準運用です。
神秘ネタの真偽(タイムスリップ・海底ピラミッドなど)

- タイムスリップ:物語・都市伝説の文脈。科学的裏付けはありません。
- 海底ピラミッド:ソース不明瞭な写真/記事が拡散しやすいテーマ。測量・ダイビング記録など一次資料での確認が必要です。
- 磁気異常地帯説:地球磁場の地域差は存在しますが、世界的に見て特異という統計は乏しいとされます。
バミューダトライアングルの「日」ってある?
SNSや企画で“○月×日はバミューダトライアングルの日!”とされることはありますが、国際的・公的に定められた公式記念日ではありません(便宜的・話題作りのケースが多い)。
関連・エンタメ(混同ワードの仕分け)
- バトル オブ バミューダトライアングル:ゲーム/作品名
- カラフル・パストラーレ/ヴァンガード/アニメ/映画/桃鉄:いずれも作品・シリーズの用語。地理的海域とは別物(検索意図を分離)。
フロリダ半島のマイアミ、バミューダ諸島、プエルトリコを結ぶ三角形の海域です。
飛行禁止ではありません。 交通量が多く気象変化に富む海域のため、運航管理や装備が重要です。
単一の“謎パワー”は想定されず、気象・海流・人的要因などの複合で説明できる範囲が主流です。
一次資料・公的発表での確認が必要。センセーショナルな伝聞だけでは判断できません。
まとめ
バミューダトライアングルは、海と空の交通動脈であり、気象・海流が複雑な海域。
“謎”を楽しむ視点はあって良いけれど、実態は科学・運航・人の注意力が主役です。興味が湧いたら、気象・航法・海流の基礎から学ぶと、ニュースの読み解きも一段深まります。