ピラミッドの中って、どうなっているのか気になったことはありませんか?
外から見ると三角形の建物ですが、実はその内部には複雑な構造が隠されています。
近年では、最新技術によって「まだ発見されていない空間」があることも明らかになり、世界中の研究者たちの関心を集めています。
この記事では、ピラミッドの地下構造に注目し、隠された空間の正体や迷路のような内部構造、そして古代エジプト人がどうやってこれを作り上げたのかをわかりやすく解説します。
ピラミッドの中にはどんな部屋があるの?

クフ王のピラミッドには、主に次の3つの部屋があるとされています。
・地下室
・女王の間
・王の間
この3つは縦に重なるように配置され、通路でつながっています。
一番下の地下室は岩盤に直接掘られており、装飾も何もなく、未完成だった可能性があります。
「本来の墓室だったが途中で計画が変わった」または「盗掘者を欺くための偽の空間」といった説があります。
ピラミッド全体の構造については、まずピラミッドとは?で全体像をおさらいしておくと理解が深まります。
最新技術が発見した“謎の空間”
2017年、日本やフランスの研究チームがミュー粒子(宇宙線)を使った透視技術により、ピラミッド内部に未発見の大空間を発見しました。
それが「ボイド」と呼ばれる空間で、長さは30メートル以上あると推測されています。

この空間は王の間の真上に位置し、古代から誰にも知られていなかった場所。
まだ誰も入ったことがなく、その目的や意味は謎に包まれたままです。
こうした謎については、ピラミッドの謎10選でも紹介しています。
ピラミッド内部は“迷路”だった?

ピラミッドの通路や部屋の配置には、「敵を混乱させるための仕掛け」があると言われています。
たとえば通路が途中で途切れていたり、偽の部屋があったりと、まるで迷路のような構造です。
これは本物の墓室や財宝を守るためのフェイク構造と考えられており、侵入者を惑わせる意図があったのかもしれません。
星とつながる道?“換気口”の秘密
王の間には、外に通じる細い通路のような穴があります。
これはかつて「換気口」とされていましたが、実際には空気の流れを意図していない構造です。
一説には、「王の魂が星に向かって昇っていくための通路」だったとも。
天文学との関係を探る研究もあり、ピラミッドが星と深く関わっているという考え方が注目されています。
古代エジプトの建築テクノロジー
王の間の天井には、何枚もの巨大な花崗岩の梁が積まれており、上からの重みを分散させる「荷重分散構造」が採用されています。
この構造により、数千年たった今でも天井が崩れないのです。
こうした工学的な工夫は、ピラミッドの作り方を理解する上でも重要なポイントです。
親子トークタイム!子どもに伝える方法
ピラミッドの中って、外から見たらただの三角だけど、実は大きなへやや長い道がかくれているんだよ。
さいきんの研究で、まだ誰も入ったことのないひみつの空間も見つかったんだって。
宇宙からやってくる目に見えない小さなつぶを使って、中の様子を調べてるんだ。なんだかスパイ映画みたいでおもしろいよね。
中にはだましの通路があったり、ほんとうの部屋をかくすためのからっぽのへやがあったりするらしいよ。
もしかしたら、まだ見つかっていない本当の部屋があるのかもしれないし、星の神さまとつながる道だったのかも。
ピラミッドの中は、まだまだ“ふしぎ”でいっぱいなんだ。
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王の間や地下室の位置を考えながらブロックを積んでいくと、まるで本物の考古学者になった気分。
完成したら飾っておけるので、インテリアとしても楽しめます。
まとめ
ピラミッドの地下構造は、外からは想像できないほど複雑で、今も解明されていない部分が多く残されています。
地下室、フェイク通路、未知の空間、星へと通じる穴。
それぞれに古代エジプト人の知恵と信仰、そして高度な建築技術が込められているのです。
最新の科学技術と古代のロマンが交わるピラミッドの内部。
そのひみつを親子で楽しく学んでみませんか?