理科や科学の本でよく見かける「元素周期表」。
ずらっと並んだ記号や数字に、最初は「なんだか難しそう…」と感じるかもしれません。
でも、実はこの表、**地球にあるすべての「モノ」を作っている“材料表”**なんです!
この記事では、元素周期表の意味・見方・おぼえ方まで、親子で楽しく学べるようにわかりやすく解説します。
元素とは?周期表とは?
まず「元素」とは、**物質をつくる一番小さな単位の“種類”**のこと。
たとえば、水は「水素(H)」と「酸素(O)」からできているので、HとOは元素です。
そして「元素周期表」は、この元素たちをあるルールに従って並べた表です。
発明したのは、ロシアの化学者ドミトリ・メンデレーエフさん(1869年)で、現在では118種類の元素が登録されています。
元素周期表の見方
周期表は、**横と縦のルールで整理された「元素の地図」**です。
- 横の行(周期):原子番号が小さい順に並んでいます(左→右へ)
- 縦の列(族):性質が似ている元素が同じ列に並んでいます
たとえば、同じ列には「水に反応しやすい金属」や「空気に溶けにくいガス」など、性質の仲間が並んでいます。
周期表にある記号は何?
周期表のマスにはこんな情報が書かれています:
- 元素記号(例:H, He, Na):英語またはラテン語の名前の略
- 元素名(例:水素、ヘリウム、ナトリウム)
- 原子番号(1, 2, 3…):元素を並べたときの順番。原子核にある陽子の数です
周期表はなぜ「周期」なの?
周期表の「周期」は、ある性質が“くり返す”ことから来ています。
たとえば、1列目(アルカリ金属)には水に反応しやすい金属が、右端(希ガス)には空気に溶けにくいガスが並んでいます。
このように、一定の間隔で性質が似た元素が出てくることが周期表の特徴であり、「周期律」と呼ばれています。
元素周期表のおぼえ方
記号や番号を全部覚えるのは大変。でも楽しく覚える工夫もあります。
1. 語呂合わせ
定番の「水兵リーベ…」は、最初の20元素をリズムで覚える方法です。
2. イラストやキャラクターで覚える
擬人化した図鑑やイラスト素材で、記憶に残りやすくなります。
3. 実物を見て覚える(おすすめ)
本物の金属や鉱物を見て、触れて、並べて覚えると、記憶がグッと定着します。
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【おやこトークタイム!】子どもに伝える方法
元素周期表は、記号や数字がびっしり並んでいて、初めて見る子どもにとっては「むずかしい」と感じてしまうことがあります。
でも、「水も空気も、この表に載っている材料でできているんだよ」と伝えるだけで、表への見方が変わってきます。
実際の金属や鉱石を一緒に見ながら、「これ、周期表にあるんだよ」と話しかけると、学びが“目で見えるもの”になり、ぐっと身近になります。
子どもにこう話してみよう
たとえば、「この“表”は、地球にある“ものの材料”を全部ならべたものなんだ」と教えてあげましょう。
水素や酸素、鉄、カルシウムなど、子どもが聞いたことのある言葉を取り上げて「これも、この中にあるよ」と示してあげると、興味がわきます。
もし本物の金属や標本が手元にあれば、「これは金属の“銅”っていう元素。周期表でいうと、ここにあるんだ」と指をさして見せてみましょう。
「空気にも“窒素”や“酸素”が入ってるんだよ」と、身近なものと結びつけるのがポイントです。
まとめ
元素周期表は、ただの暗記表ではありません。
すべての物質の“もと”を表した、科学の地図なのです。
周期表を通して「なぜ金は金色なのか?」「なぜ水素は一番小さいのか?」など、たくさんの“なぜ”を発見できます。
- 元素周期表は、118種類の元素をルールに従って並べた表
→ 地球上にあるすべての物質は、この表の中にある材料からできています。 - 縦の列と横の行には、それぞれ意味がある
→ 同じ列は性質が似ていて、周期的にくり返すしくみになっています。 - 語呂合わせやイラストでも覚えられる
→ 水兵リーベやキャラ化で、記憶がぐっと身近に。 - 本物を見ることで理解が深まる
→ 教科書だけでなく、実物の標本やキューブを使えば、目で見て覚えられます。
知識として覚えるだけでなく、好奇心や探究心を刺激する“きっかけ”としての周期表を、ぜひ親子で体験してみてください。
毎日目にする場所に置くだけでも、自然と知識が深まっていきますよ。